3・11甲状腺がん子ども基金3・11甲状腺がん子ども基金

呼びかけ

上野千鶴子 うえのちずこ

社会学者 

3.11の後、小さな子どもさんを持った親御さんたちは、どんなに不安だったことでしょう。
小さな子どもたち自身も、どれほど不安のなかを生きていることでしょう。
ごめんね、ごめんね、ふがいない大人たちで…と謝りたい気持ちです。
長くチェルノブイリ支援に関わってきた綿貫礼子さんの遺著『放射能汚染が未来世代に及ぼすもの』(新評社、2012年)では、子どもたちの低線量被曝に警鐘を鳴らしています。IAEAを「国際原子力ムラ」と呼んで、そのデータはあてにならない、とも。綿貫さんをチェルノブイリに向かわせたのは、水俣の胎児性患者との出会いでした。綿貫さんが生きておられたら…
きっとこの活動をも支援してくださったでしょう。彼女の遺志の何分の一かでも受け継ぎたい、そんな思いです。

 2016.10.04